もっぱら、プァ・オーディオを追求・試行錯誤してます。

勝手にシミュレーション

秋田県のスピーカー仲間、あべさんのブログで、以前作った私の箱を紹介してもらっています。

T90A+FW168HR+kaneyaさんの箱

カーユニット使用バスレフ完成
カーユニット使用のスピーカーです。完成直後の撮影で、えごま油を塗る前ですから板が白っぽいです。

13cm口径ユニットを使って、バッフル面積最小化による点音源化を狙っても効果があるのかわかりませんが、長岡鉄男氏の一部のバックロードのようにバッフルにスリットを入れ点音源化を一応狙ってみた箱です。また、JSP方式に凝っていた頃で、バスレフダクトの低音でも仮想バーチカル化しようと考えて、バスレフダクトはユニットの上下に配置しています。

ただ、残念なことにユニットの詳細がわからなかったので、いい加減に作った箱です。

あべさんはこの箱に高級ウーファーユニットをつけて、いい音と満足していたようですが、もっといい箱があるのではなんてコメントをつけてガッカリさせてしまったような気がします。ですから、勝手にシミュレートして、あべさんを自作地獄に引きずり込もうと言うある意味迷惑な記事を書こうと思います。



あべさんが私の箱に入れた高級ウーファーユニットは、フォステクスのFW168HRです。
メーカーのユニット紹介はここです。
メーカー推奨箱はバスレフで、14.5リットルとなっています。ただ、メーカー推奨箱は、現在の住宅事情のためなのか、それとも低音を欲張り過ぎたことによる低音の質の悪さを嫌ったためか、小さめにしているように感じます。ですから、より低音を狙うために少しばかり大きくして20リットルとしておきます。

後は、バスレフダクトの断面積と長さの検討をつけると、ウーファーの箱が設計できると思います。



シミュレーションソフトは、タダで使えるのでネット上のスピーカー設計プログラムを使うことにします。

勝手にシミュレーション
マイクロソフトはウィンドウズの仕様をコロコロ変えるため、古いバージョンで問題なく使用できたプログラムコードがバージョンアップで使用できなくなることはけっこう良くあります。ですから、古いジャバアプレットで使用するために少しばかり設定が必要です。縮小したので文字が読みづらいと思います。その場合はシミュレーションのホームページで確認を。

この設定を行った後、再読込する必要があるかもしれません。それと、古いジャバアプレットを使用するため、ジャバアプレットの更新の窓が毎回表れます。シミュレーションするためには必ず『後で』のボタンをクリックすること。

勝手にシミュレーション

幸い、この高級ユニットはデータが登録されているので、ユニットを選択します。

勝手にシミュレーション

キャビネット設定はデフォルトでバスレフになっていると思います。違っていたらバスレフを選択します。

箱容積は、少し大きめにした20を入力します。

ダクトは塩ビ管の内径φ50(φは直径の記号で単位はmm)をとりあえず考えているので、ポート開口半径に『2.5』を入力します。

吸音材の量は、密閉が箱の6面に、バスレフは向かい合わない3面に、バックロードは可能なら入れない(実はかなり困難)、という原則みたいなものがあるようなので、とりあえず普通でいいと思います。

後は、ポート長のところにいろいろな値を入れて、『キャビネット特性表示』をクリックします。隣にシミュレートされた周波数特性が描かれます。もしかすると真っ黒になるかもしれませんが、その場合はマウスカーソルをシミュレート結果の窓に移動してみてください。

勝手にシミュレーション
ダクト長を12cmとした時のシミュレート結果です。1回でこのようにフラットな特性になることはありませんが、ダクト半径とダクト長を変えながらいろいろシミュレートすると見つけることができると思います。

ここまでわかれば、後は板鳴きしないように考えて設計していけばいいと思います。

シミュレーションソフトは、電卓ではわからない音圧の目安がわかることが利点です。

ただ、どのような計算でシミュレートしているのかは謎なので、あくまでも目安と考える必要はあります。

また、周波数特性がフラットであっても、低音の質が悪い場合もあります。その場合は低音の量感を下げないといけません。

量感を下げるには、ダクト長を長くするか、ダクト面積を小さくするかする必要があります。ただあまりにダクト長を長くすると管共鳴が起こりその影響が無視できなくなりますから、ここでは断面積を小さくすることにしてみましょう。

ダクト半径を2cm(塩ビ管内径φ40)、ダクト長12cmとしてシミュレートするとこうなります。

勝手にシミュレーション

あくまでも目安にしかなりませんが、手がかりなしに試行錯誤するよりはいい箱に近づくのが早いと思います。

私はフリーのこのユニットはありませんから、妄想スピーカーのカテゴリーに入れることにします。

さあ、あべさん、箱作り地獄へ一緒に進みましょう。ちなみにネットワークは私はよくわからないから、私には振らないでね。



クラシック好きのあべさんのために。私もなんとか聞けるクラシックとして、弦楽のためのアダージョ。

悲劇的な内容の映画(プラトーンなど)や、アメリカ大統領(たしかケネディだったか)の追悼レクイエムに使われた曲なので陰気かもしれませんが。
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コメント
ありがとうございます
今日は一日お休みで、箱を吟味する時間はあったのですが、
置き物のことが気がかりでそっちに費やしてしまいました。
オーディオブログから置き物ブログに変わりつつある感じです。
箱作り、やってみようと思います。今のままでは宝の持ち腐れですから。

バーバーなどのアメリカの素朴な音楽は守備範囲外でしたので、いいとこ狙われた感じです!
なんかのコンピレーション盤に入ってた気がするので今、掘り起こしてるところですw
2015/12/15(火) 21:47 | URL | あべ #-[ コメントの編集]
No title
実はこんなはた迷惑な記事を書いたのは、そちらのブログの置物ユニットを見たから。チープなスピーカーも大好きなんですが、むき出しはどうも。やっぱり箱を作りましょう。
・・・・でもP1000は紹介したシミュレーターには登録されてないのですけど。

念のため、バスレフダクトとユニット体積はバスレフ容量の中には入りませんから、ダクトの容積(円柱体積となります)とユニット体積(正確には出せないけど『磁石の面積×内部にはみ出した高さ』)を20リットルに足して作る必要があります。

クラシック曲の中には、パイプオルガン曲のように30Hzが出たほうがいいものもありますから、最初からダクトφ40の方がもしかしたらいいのかもしれません。

もっと低音を目指すなら、箱の容量を増やすしか無いんですが、むやみに増やしても低音の質が悪くなるみたいです。なので余り無理しないで少しだけ大きくしてみました。
2015/12/15(火) 22:39 | URL | kaneya #-[ コメントの編集]
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