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開管共鳴管のジレンマ

アンダー・ザ・ウィロウは失敗作だな。でも、・・・・で、開管共鳴管の簡易測定を行ってみましたが、そこでは音響迷路で違いがでているのかなと書きました。でもよくよく考えてみると、音響迷路効果では共鳴管の基本振動周波数付近までの低音強調作用はありませんでした。ですから、
アンダー・ザ・ウィロウは失敗作だな。でも、・・・・

アンダー・ザ・ウィロウは失敗作だな。でも、・・・・
のように、両端の周波数特性が違うのは、開管共鳴管だからということになりそうです。
※共鳴管を最後絞ってますから、バスレフダクトの強調周波数も重なっているとは思いますが。

開管共鳴管の基本振動周波数での共鳴を表したものがこの図です。
開管共鳴管のジレンマ

太線は、共鳴管内部での(最大)振幅を表しています。左側で正の最大振幅となっています。音は縦波ですから、管の外に振幅分飛び出していると考えることが出来るでしょう。

右側では負の方向に最大振幅となっています。左側で振幅が正の向きのとき振動の向きを左としましたので、右端では、振幅が負、つまり、右側では右向きに振動するということになります。

実際はコンパクトに纏めるために折り曲げたので、開口部からは同相の音が出ているということになります。

2倍振動周波数では、こうなります。
開管共鳴管のジレンマ

左側と右側では振幅が正の向きになっています。ということは、2倍振動数ではそれぞれ逆相の音になります。

アンダー・ザ・ウィロウは失敗作だな。でも、・・・・
この周波数特性は、基本振動数は一番低い周波数の山のところですから、おおよそ30Hz。60Hzはまったく出ていませんから2倍音の60Hzは逆相の音になっているんでしょう。

アンダー・ザ・ウィロウは失敗作だな。でも、・・・・
こちらの方は、2倍音の60Hzも強調されています。2倍音の60Hzと基本振動周波数の30Hzが同相になっているんでしょう。

3倍音はユニットの位置で潰したはずなんですがそこが窪みになっていないのはユニットのF0が働いているのか、共鳴管を絞った部分のバスレフダクトの強調周波数がそのあたりにきてしまったのが原因かもしれません。まあ、100Hz付近はエレキベースの帯域なので、出てくれるのはありがたい。

でも、・・・・

開管共鳴管に取り組んでいるのは、開管共鳴管では2倍音も出るから。でもその2倍音が、それぞれの端から逆相の音になって出て来るとしたら、2倍音が互いに打ち消し合う形になってしまう・・・・・・。



おまけの動画。

演奏しているのは名渡山遼さん。前回紹介した

の編者でもあります。彼の弾いているウクレレは、彼の自作だそうです。
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コメント
No title
共鳴管についてはよく分からないのですが、一つ作ってみたところ、折り曲げると、それぞれが独立した共鳴管としても動作してるのではないか?と思わせる測定結果が出ました。
もちろん一本の共鳴管としても動作はしています。
折り曲げるほど、その一本の共鳴管としての動作は薄くなっていくようです。
この点は以前から言われていることですね。
この作品は内部で折り曲げていますよね。
仮に折り曲げたところで二管に分かれたと考えて、開口A側の管をA管、開口B側の管をB管としまして。
Aの測定値は、A管の音+A管を通ったことで減衰したB管の音+ABを一本の管とした音、の3つを合成した結果の測定値。
Bの測定値は、B管の音+B管を通ったことで減衰したA管の音+ABを一本の管とした音、の3つを合成した結果の測定値。
がそれぞれ出ていると考えられないでしょうか?
また、管を180度で折り曲げると、多少なりとも閉管として動作しているのではないか?とも推測しています。
開管では説明がつかない低い周波数の共振が測定されるのが理由です。
管内部を直線で見ると蓋がされているので、完全ではないが閉管としての動作もするのではないかという推測です。
折り曲げ共鳴管は謎が多いと感じています。
素直な特性を出そうと思ったら、折り曲げない一本の共鳴管にするのがいいようです。
2016/10/24(月) 04:56 | URL | 通りすがり #-[ コメントの編集]
re:No title
通りすがりさん、貴重なコメントありがとうございます。

今回の開管共鳴管は4mほどの長さなので、直管では無理ですね。我が家では。

とにかく開管共鳴管で私がわかっていることは、中央にユニットを付けると折角の2倍振動周波数とその倍数周波数が潰されて閉管共鳴管と同じになることです。ですから3倍振動周波数を潰す位置にユニットを付けたので、たしかに閉管共鳴管としても動作するなら、更に低い周波数が出ることになりますね。検討してみます。
2016/10/24(月) 06:59 | URL | kaneya #-[ コメントの編集]
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